
「第27回 高校生文芸道場 中国ブロック大会(山口県下松市)」の散文部門に、文芸部の4名が初めて参加しました。
今回の文芸道場は、中国五県で活動する高校文芸部が一堂に会して行われた研修会です。
散文部門のワークショップでは、講師の児童文学作家・中山聖子先生から、文学の奥深さや創作活動の面白さに加え、「良い文章を書くためには、良い文章にたくさん触れてください」というアドバイスをいただきました。
ワークショップでは、参加者がグループに分かれ、「迷路」「口癖」をテーマに70分で1,000字のミニ小説を創作しました。作品は参加者同士で読み合い、感想を交換しました。
ミステリー、小説、ファンタジー、恋愛など、アイデアあふれるミニ小説が並び、各グループの優秀作品が発表されました。
発表のたびに、会場には笑いやため息、そして大きな拍手が沸き起こりました。
参加した生徒にとって、貴重な経験となった一日でした。

▽参加した部員の感想
同じテーマで創作したが、参加者はそれぞれ、個性豊かな発想で面白いストーリー展開、擬人法や言葉の使い方に深い感銘を受けた。
「この表現を使ってみたい。」と、創作心を掻き立てられた。ずっと、メモを取りながら夢中で聞いたので、今後の創作活動の参考にしたい。
寺島 唯さん(高校1年生)
同じテーマで小作品を完成させて共有する試みは、初めてだったので楽しかった。最大の魅力は、他校の文芸部員との交流だった。普段、自分が読まないタイプの小説を書く参加者との語らいでは、新しい世界を知った。文芸を創作する自分にとっては、非常に有意義な体験になった。他校の文芸部員も、優しくて楽しく交流が出来た。機会があれば、また参加したい。
山元 健立くん(高校2年生)
自作の即席小説を披露するのは、恥ずかしいけど、他者との表現の違いや新しい書き方を知る良い機会になった。作品への感想をもらえて、嬉しかったし、グループ代表として全員の前で自作の小説を朗読したのも貴重な経験になった。初対面同士だからこそ、自由に創作できて良かった。
田中 葉月さん(高校2年生)
難しいながらも、楽しい時間だった。僕は、短編小説を書くのは始めてでしたが、自分が想像したことを文字に起こしていくのが楽しくて、すらすらと書けました。他校の文芸部員と意見交換できたのも、新鮮で滅多に無い貴重な機会だった。中国五県の色々な高校の文芸部の活動の様子を知り、交流できました。後輩には、小説や詩、短歌等の文芸の楽しさを共有できる貴重な機会なので、ぜひとも、参加を勧めたいです。
石井 雷太くん(高校3年生)
