
3月の初週、高校生の教科書販売がありました。生徒たちは指定された場所で、教科書をまとめて受け取ります。両腕いっぱいに抱えるその姿は、毎年見られる光景ですが、やはり印象的です。冊数も多く、持ち上げた瞬間に思わず表情が変わる生徒もいました。
受け取ると、なによりもまずは「重い」という実感の方が先に来るようです。しかし、その物理的な重さは、これから学ぶ内容の量や深さとも重なります。ページ数の厚みは、そのまま挑戦の厚みでもあります。
高校での学びは、中学校までとは比べものにならないほど専門的で広がりがあります。一冊一冊の教科書には、新しい概念や思考の枠組みが詰まっています。昨日感じた腕の重みが、やがて「理解できた」という確かな手応えに変わっていくことを願いながら、これから始まる日々の授業を大切に積み重ねていきたいと思います。


