2025.06.17

クラブ 担当:北尾

一人じゃ登れない、だから強くなる

ボルダリングと言うと、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?「ただ壁を登るスポーツ」「一人で黙々と挑戦する競技」といった印象を持たれる方も多いかもしれません。しかし、本校のボルダリング部では、それ以上に大切にしていることがあります。それは、「繋がる力」と「伝える力」です。

壁に向かって挑戦する生徒のそばには、必ず「スポット」と呼ばれるサポート役がいます。登っている人が万が一落下したときに、怪我を防ぐために身構えて支える。安心して挑戦できるのは、このスポットの存在があるからこそです。ただ登るだけではなく、誰かに支えられ、誰かを支える。その関係性の中で、部員たちは信頼を学び、仲間の大切さを実感しています。

また、部活動の中では、マットの配置一つにも意味があります。日によって部員のコンディションや挑戦する課題は異なるため、部長がそれぞれに応じてマットの位置を決めて、ホワイトボードに書き、部員と共有をします。ただ敷くだけではなく、「どこに配置すれば安全か」「どうすれば挑戦しやすいか」といった視点で考え抜かれた配置は、先輩たちから受け継がれてきた知恵の積み重ねでもあります。

技術的な高みだけではなく、人としても成長すること“Aim High”を目指して、日々活動しています。一人で壁に向き合いながらも、そこにはいつも誰かがいる。共に励まし合い、支え合いながら挑戦を続ける姿が本日の活動にも見られました。

これからも、私たちは仲間と共に“高み”を目指して登り続けます。応援よろしくお願いいたします。