
現在、本校ではカナダ出身のシルビアさんとアメリカ合衆国出身のロセンドくん、2人の外国人留学生が協創生と一緒に学んでいます。
2人が所属している高校Ⅱ学年の修大コースでは、探究の授業の一環として週に一度、茶道の授業があります。(修大コースのほかにも、進学コースと協創コースでも茶道の授業があります。)
昨日は初めての茶道の授業に参加しました。
授業では、茶道の作法やことば、あいさつや動作など、茶道に係る基本的な動作であったり、言葉の使い方であったりを学びました。
また、茶道の授業を実施している和室への入室の仕方として、「にじって入室する」作法について、説明を受けながら実践する時間もありました。



午後は週に1度の日本語の授業を受講します。
はるかぜ日本語教室というボランティアで外国人の方々に日本語を教えてくださる団体の方々に協力していただき、週に1度、2時間程度の日本語教室を開いていただいています。
本校の留学生たちは本校の授業とこの日本語教室で学びながら、日本語検定の受験や外国人留学生を対


象とした日本語スピーチ大会への出場を目標として、日本語の学習にも取り組んでいます。
今回は、今週から登校しているロセンドくんの初めての授業であり、少し苦戦しながらも楽しそうに日本語を学ぶ姿がありました。
途中、ロセンドくんが「姉(あね)」と「お姉ちゃん(おねえちゃん)」のことばの使い分けについて、理解が難しいところをシルビアさんが丁寧に説明する場面があり、日本語の独特な言い回しや表現の使い分けについても、普段の生活の中で確実にステップアップしているシルビアさんの成長を感じることができました。
外国で生活する、そして学ぶことはとても勇気のいることです。
しかし留学に挑戦することは、たくさんの貴重な経験と自分の可能性を広げるものになります。
これからも2人が協創でたくさんのことを学び、経験して、これらを帰国後に活かしていけるようなサポートをしていきたいと考えています。