2025.02.17

クラブ 担当:石田

子どもたちが食べ残さない商品を目指して! ~尾道市の規格外ワケギ~

農作物の品質の安定化や流通の効率化を目的として『農作物規格規定』が定められています。その規格に合わない野菜は規格外野菜として以前は廃棄されていたのですが、現在では様々なビジネス等に活用されています。

都道府県別のワケギ生産量は、広島県が1位であり、尾道市や三原市が主要生産地となっています。しかし、ワケギの食用方法は、ぬた、みそ汁、ネギの代替利用…、あまり思いつかないのではないでしょうか。園芸部では、昨年7月よりワケギの新たな活用方法に関する研究を実施しており、規格外ワケギを用いた商品開発に取り組んでいます。

2月14日(金)、園芸部員が尾道市向島を訪問し、規格外ワケギをいただきました。規格外とはいえ、新鮮でみずみずしいワケギでした。しかし、JA尾道市のワケギ部会ご担当の職員の方によると、

「広島では小学校の給食にワケギを出しているのですが、多くの子どもたちは“おいしくない”と言って、食べずに残します…園芸部のワケギ商品に期待しています!」

とのこと。子どもたちにも喜んで食べてもらえる商品の完成を目指します。

ご提供にご協力いただいたワケギ農家の皆さま、JA尾道市の皆さま、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。