2025.01.27

学修 担当:白岩

日本と海外との交流の架け橋役に

ニュージーランドへの長期留学(1年間)を終え、3学期から復帰した秋田遼君ですが、新しいクラス(1年7学級に編入)や学習環境等に慣れるのに時間を要したため、1月23日(金)、留学の感想や今後のことについて、やっと話を聞く機会を得ました。

秋田君は、ニュージーランド・クライストチャーチ市にあるMGS(MIDDLETEN GRANGE SCHOO)で約9か月を過ごし、その後、語学学校で1か月ほど学んで帰国しました。まず、学校の様子、学校で大変だったこと等について聞きました。

「MGSは、生徒みんなが繋がっているような感じがして、とてもフレンドリーに過ごせたことがとても良かったです。「りょう」という自分の名前がなかなか発音しにくかったようで、みんなから「RIO」と呼ばれていました。学校の先生方はどの先生も優しく、いつでも笑顔で接してくれました。困ったときや質問したときなど、とても話しかけやすかったです。勉強は当たり前にオールイングリッシュだったので、理科の時間が大変でした。でも学校全体の雰囲気のお陰で、英語で話すこと、使うことが楽しくなりました」。

ホストファミリーの様子についても聞きました。

「2つのホストファミリーにお世話になりましたが、1つ目は子ども(5~9歳)も多くにぎやかなご家庭でしたが、とても優しく接していただきました。2つ目はすでに韓国人の留学生がいましたが、とても穏やかなご家庭でした。心配することなく過ごせました」。

1年間を振り返ってみて、今回の長期留学はどんな印象だったのかについて聞きました。

「日本に帰る飛行機の中で、『もっとできたのになあ』としみじみと感じていました。それは、あるとき人間関係について悩んでいたときがあったからです。具体的にトラブルがあったという訳ではないのですが、他の生徒に話しかけても無性に距離感を感じたんです。この局面をどうやって抜け出せるのかなあと悩んでいたんです。いわゆるアウエー感というか。そのとき、ある仲の良い友だちがこのことを察したのかどうか、話しかけてくれて何とか乗り切れたんです。友だちの家でピアノを聞いたり、弾いたり。お陰でとても心が和みました。『カノン』を弾けるようになりました。『もっとできたのになあ』というのは、このときを早く抜け出せていたら、という後悔の気持ちです。でも、今回の留学の機会は、とても貴重なもの、かけがえのないものとなりました」。

他にもいろいろなことを聞きましたが、きらきらと輝いている秋田君と話していると、一段も二段も成長していることを感じることができました。最後に将来の夢や目標のことについて聞きました。

「将来は、英語を駆使して、日本と海外との交流の架け橋役としての職業に就きたいと思います。とりあえず希望する大学進学に向けて準備中です」。

と力強く答えてくれました。今後ますますの秋田君の活躍と成長を楽しみにしています。