本日の高校3年生理系の授業は、鶏頭水煮を使用したニワトリの脳の解剖です。
材料となるニワトリの頭部は、鶏頭水煮を使用しました。
とても柔らかいので、脳の断面を切ること以外はピンセットだけで解剖できます。
鶏頭水煮缶はドッグフードなので、ペットショップで簡単に購入できます。
匂いが強いのでまず何回か水洗いします。
その後、各机のトレイの上に置きました。
最初は外観をスケッチして、その後撮影します。
次にピンセットで皮や骨を取り除き、脳を取り出します。
丁寧にしないと視神経が切れてしまいます。
大脳のしわはあるのか、小脳の大きさはどうなのか、視神経はどこからつながっているのか、視交叉は、などいろいろ観察し、スケッチをして撮影します。
その後、メスで脳を切断し、断面を観察し写真を撮りました。
時間が余った班は、舌を観察したり、眼を観察したり切断したりしていました。
水洗いしたとはいえ、においは徐々に強くなっていきました。
医療系や栄養系、生命科学系の分野に進む生徒が多いクラスなので、将来につながる授業だったと思います。
今回も、生命に対する畏敬の念をもって、しっかりと解剖を行うことができました。