本日の高校3年生理系の授業は、冷凍マウスの解剖を行いました。
マウスは実験動物としては一番メジャーなものです。マウスの研究によって、様々な生命の仕組みや病気の解明、医薬品の開発などが行われています。
その恩恵は、人間にとって計り知れないものがあります。
今回は、体内構造を詳細に観察し、ヒトのからだについての理解を深める目的で解剖を行いました。
マウスは、ペットショップ等で簡単に入手できる、大型爬虫類用の餌である、冷凍マウス(約10cm)を使用しました。
最初はお腹からハサミを入れ、口に向かって真っすぐに切れ目を入れました。そうすると内臓が見えます。
肋骨も切断し、皮などを伸ばして針で固定して、内臓をスケッチしました。
その後、臓器を取り出しながら観察しました。腸があまりにも長いのでびっくりしている生徒もいました。
医療系や生命科学系の分野に進む生徒が多いクラスでもあり、獣医師や愛玩動物看護師を希望する生徒もいましたので、将来につながる授業だったと思います。
今回も、生命に対する畏敬の念をもって、しっかりと解剖を行うことができました。