2024.10.11

学修 担当:伊藤 望

奥の深い「食」の学び

高校2年生は研修旅行を来週に控え、一足早く中間試験が行われました。(旅行の様子は来週のHPで紹介していきます)
試験中、いい匂いがしてくるので、匂いのもとをたどっていくと……高校1年生が調理実習をしていました。

以下、家庭科の新庄谷先生のお話です。

高校1年生の家庭基礎では、2学期に食分野についての学習を進めており、中学校で学んだ食の知識を活かして献立作成を行いました。今回のテーマは「高齢者に適したお弁当を作ってみよう」。秋の食材を中心に高齢者が食べやすい献立を班で考え、栄養価計算も行いました。本日はその集大成ともいえる調理実習。実際に自分たちが立てた献立でお弁当作りを行いました。普段はどの班も同じメニューを作っているため、周囲を見渡せば作り方を確認することが出来ますが、今日は班ごとによって献立が違うため、自分たちだけで確認し、進めていく必
要があります。レシピとにらめっこをしながら調理すること2時間、いろとりどりのおいしそうなお弁当が出来上がりました。実際に食べてみると「味があんまりない…」や、「かぼちゃがちょっと固いかも。これじゃあおじいちゃんおばあちゃん食べにくいかも」といった声が聞こえ、やはりレシピ上で確認するのと、実際に調理をしてみるのでは違った気づきがあったようです。
食事は、人が生きていく上で欠かすことのできない行為です。「食べたいものを食べる」ということも大切ですが、この授業をきっかけに「年代(ライフステージ)に適した食事をとる」ということも心がけて毎日の食生活を確立してほしいと思います。