2024.08.06

クラブ 担当:松田

平和に想いを込めて

8月6日、高校茶道部11名が平和記念公園内で開催された「平和祈念茶会」に参加しました。原爆で亡くなられた方々の霊を慰め、供茶を行いました。また、平和記念式典に参列された方々にもお茶を振る舞いました。
79年前、広島に原子爆弾が投下されました。広島の街は一瞬で破壊され、14万人が亡くなったといわれています。原爆の犠牲者を慰霊し、世界恒久平和を祈念するために、毎年平和記念式典が開催されています。今年も多くの被爆者や遺族、そして平和を願う世界中の人々が参列しました。式典では、犠牲者の冥福と恒久平和の実現を祈り、黙祷が捧げられました。また、広島県内に住む中高生が平和への想いを世界中に発信し、平和について改めて考える機会となりました。
お茶会には、外国から式典に参加された方々もいらっしゃいました。このお茶会を通じて、平和な世の中に感謝するとともに、世界中の人々が平和について考え、戦争の悲惨さを受け止め、平和な世界を築きたいと感じてくれているのではないかと思いました。
現在、戦争の記憶は薄れつつありますが、世界中で戦争や紛争が続いており、日本の周辺も不安定な情勢です。だからこそ、戦争の記憶を風化させないためにも、毎年の式典で平和のメッセージを伝える機会は非常に重要です。平和を発信する都市として、広島が世界中から注目されていることを忘れず、平和な世の中を築いていきたいと強く感じた1日でした。