7月11日(木)の午後、広島修道大学が主催する「日本語・日本文化セミナー」に参加している外国人大学生が来校し、茶道体験を実施しました。本来なら茶道部がおもてなしをするところでしたが、この日は前日の夜からの悪天候による臨時休校となったため、急遽、教員による「特別な」おもてなしをすることになりました。
茶道のおもてなしをするために、「ぶっつけ本番」で臨むことはできません。おもてなしに参加する教員たちはお菓子やお茶をお客様に出す作法や仕草、言葉遣いやお茶の点て方などの練習をして、参加する外国人学生たちを迎えました。 今回はアメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、そして韓国から22名が参加しました。最初にお菓子をいただき、本校で茶道の授業を担当している丸山先生がおもてなしとしてお茶を点て、その後、呈茶を楽しみます。また、お茶を楽しんだ後には、実際にお茶を点てる体験も実施しました。ここで活躍したのが「おもてなし隊」の教員たちです。簡単な日本語や英語を使ってコミュニケーションをとりながら、茶器の使い方や上手なお茶の点て方をレクチャーし、一緒に会話を楽しむ姿を見ることができました。
今回は悪天候のため、普段とは違った形の茶道体験となりましたが、教員が国際交流や異文化理解の学校行事や学習活動に主となって参加する機会はほとんどありません。それを考えると、今回の異文化理解体験はとても興味深く、新しい体験となったように感じます。来年度は天候に恵まれ、また生徒と外国人学生が茶道を通して楽しく交流ができることを期待しています。