現在、今春卒業したばかりの3年生が、大学や専門学校の合格報告のために、毎日のように学校を訪ねてくれています。
2月以降、自由登校期間も毎日登校し、自主学習や教員との個別指導に熱心に励む姿をずっと見守ってきました。ともに悩み、ともに考え、ともに励まし合いながら、仲間たちと戦い抜いた受験勉強の日々。その集大成となった大学や専門学校の受験では、それぞれが力を尽くすことができたのではないかと思っています。中には、悔しさの滲む報告もありました。共通テストで思うように成績を残せず、志望校を変更して受験に臨んだ人もいました。しかし、誰も気持ちを折ることなく学び続けた時間は、寒さの厳しかった冬を耐え、堅く結んでいた「つぼみ」を春の暖かさとともに彩りの美しい「サクラ」に変え、満開の笑顔を見せてくれました。
2023年度は九州大学や広島大学をはじめとする国公立大学に加え、関西大学や関西学院大学などの難関私立大学へもたくさんの生徒たちが出願し、各方面において明るい結果を得ることができています。人生は大学名で決まるわけではなく、自分が何を学びたいのか、どのようにして学びを深めるのか、ということが重要になります。「良い大学」に進学したからよかった、のではなく、進学した先でどう学び、成長するか、これがこれから「学生」になる「生徒」たちに期待することです。協創での3年間の学びが、今後の人生において大きな財産になることを願い、生徒たちへのお祝いの言葉とします。
合格、おめでとう。